【有馬記念】中山芝2500m 枠番成績の傾向分析(2)

昨日に続き、有馬記念の分析のための、コースのおさらい記事です。

中山芝2500mの枠番の傾向については、昨年も同じ時期に検討を行っています(【有馬記念】中山芝2500m 枠番成績の傾向分析)。
その後の1年間のデータを追加したものを以下に掲載します。

【中山芝2500m 枠番成績の傾向】

期間:2011年1月~2018年12月16日

該当R:73R(929頭)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 10- 8- 5- 67/ 90 11.1% 20.0% 25.6% 128 69
2枠 10- 8- 6- 68/ 92 10.9% 19.6% 26.1% 97 72
3枠 7- 10- 9- 76/102 6.9% 16.7% 25.5% 87 93
4枠 6- 12- 9- 84/111 5.4% 16.2% 24.3% 78 81
5枠  8- 11- 14- 91/124 6.5% 15.3% 26.6% 163 82
6枠 13- 11- 8- 98/130 10.0% 18.5% 24.6% 82 69
7枠  8- 6- 15-110/139 5.8% 10.1% 20.9% 44 55
8枠 11- 7- 7-116/141 7.8% 12.8% 17.7% 83 56
(全馬) 7.9% 15.7% 23.6% 93 71

※ 回収率も記載していますが、サンプルが少ないため参考外と捉えてください。



昨年も述べたように、7枠8枠は勝率、複勝率からもやや不利であることが見て取れます。ただ、言われるほど内が有利かというとそこまで顕著ではなく、中程よりやや外目でも好走率は平均並みです。1~6枠くらいまではおよそ同程度の好走率ではないかと思われます。脚質などにもよりますが、内枠でないからと言って評価を下げる必要はないと思います。

中山でありがちなロングスパート、捲り合戦のような展開になれば、内で包まれるよりも外を回るほうが有利な場合もあるでしょう。

とは言え、特にコーナーを多く回る長距離戦は、内でロスなく回ったほうが有利というのも基本的な大原則です。

近年は、予想の中に占める枠番の要素が以前よりも大きくなっているような気がします。
当日の馬場傾向(外差し、内が残る)や、想定されるペースなども見極めつつ、枠番の有利不利を加味して、予想を組み立てていく必要があります。

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