【重賞期待値ランク】　8/28（日）キーンランドC、新潟2歳S

8月も最終週となり、そろそろ秋の気配を感じる時期となりました。残り2週となった夏競馬、明日は札幌ではキーンランドC、新潟では新潟2歳Sが行われます。

キーンランドCはサマースプリントシリーズの第5戦となります。出走馬ではビリーバー、ジュビリーヘッドは勝てばシリーズトップに躍り出るため、勝負がかりの度合いは高そうです。またWASJに参戦する外国人騎手のエキストラ騎乗にも注目が集まります。

新潟2歳Sは過去にハープスター、セイウンワンダーといった後のG1馬も輩出しているレースで、昨年のセリフォスは朝日杯でドウデュースに敗れはしましたが堂々の1番人気に推され、今年のマイル戦線でも主役級の一頭として活躍しています。今年もG1戦線に躍り出る馬が現れるのか、注目の一戦となりそうです。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間 （同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間 （同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満） 

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2021年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2022/8/28（日）　札幌11R　キーンランドC（G3）　芝1200m

A評価となったのはマウンテンムスメ、ヴェントヴォーチェ、マイネルジェロディの3頭です。

マウンテンムスメは初重賞挑戦だった前走アイビスSDは8着でしたが、枠順の問題もありそこまで悲観する内容ではありません。多少時計のかかる1200mがベストの印象で、洋芝のこの舞台はピッタリでしょう。徹底先行が少ない組み合わせで、スムーズな先行なればアッと言わせる場面があっておかしくありません。

ヴェントヴォーチェは春の中山春雷Sが好時計勝ちで、ここ2走こそやや不完全燃焼ですが、重賞を勝てるだけの実力があるのははっきりしています。今回は鞍上にルメールを配し、巻き返しの意欲の高さが見て取れます。

マイネルジェロディはオープン特別で3着が3回ありますが、重賞で勝ち負けするにはまだ物足りないというのが正直なところです。ただ今回は来日以来重賞で勝負強さを見せているホー騎手を起用、紛れがあれば一発のチャンスも出てきそうです。

A’にはシゲルピンクルビー、エイティーンガール、トウシンマカオの3頭が挙がりました。一方、ウインマーベル、ジュビリーヘッド、ロードマックス、オパールシャルムなど人気どころに多数のC評価が出ており、波乱の可能性十分の解析結果となっています。

2022/8/28（日）　新潟11R　新潟2歳S（G3）　芝1600m

A評価となったのはチカポコです。

デビュー戦は1200mでしたが道中はやや押っつけ気味の追走で、鋭く伸びて差し切ったのはゴール前と、いかにも1200ｍは短そうな走りでした。距離延長自体は問題なく、あとは他の馬との力関係でしょう。

続くA’はスタンレー、アイスグリーンの2頭。2歳戦ということもあり全体に評価の差は少なく、馬券的は難しいレースです。ただ、シーウィザードがC評価となっているため、人気勢の中では少し評価を下げてみたいところです。

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