【重賞期待値ランク】　3/4（土）チューリップ賞、オーシャンS

明日は土曜日ですが、東西でG1に向けた重要ステップレースが行われます。西では桜花賞と同じ舞台で行われるチューリップ賞、東は高松宮記念の最終ステップとなるオーシャンSです。

チューリップ賞は勝ち馬は桜花賞での上位人気がほぼ約束される最重要トライアルレース。今年は阪神JF上位組が不在で混戦模様ですが、札幌2歳S馬ドゥーラ、重賞2勝のキタウイング、2戦2勝のルミノメテオールらが上位人気となりそうです。

オーシャンSは昨年の2着馬ナランフレグが直後の高松宮記念を制し、また昨年の勝ち馬ジャンダルムなどここ4年で3頭の勝ち馬がその後G1勝ち馬となっています。今後のスプリント路線を占うための重要な競走となります。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間 （同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間 （同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満） 

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2022年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2023/3/4（土）　阪神11R　チューリップ賞（G2）　芝1600m

A評価となったのはアリスヴェリテ、ペリファーニアの2頭です。

アリスヴェリテはキズナ産駒で、逃げても競馬はできますがベストは先行～中段の競馬でしょう。つわぶき賞は4着とはいえ今回人気になっている馬とは少差で、人気ほどの差は感じません。若手のホープ坂井瑠星騎手を背に、本番の出走権獲得に挑みます。

ペリファーニアは兄にエフフォーリアを持つ良血馬で、新馬戦は好位から直線は並ばれることなく抜け出し、完勝と言える内容でした。ここは真価を問われる一戦ですが、偉大な兄に続くような、桜の冠が見える鮮烈な走りを期待したいところです。

A’で続くのがキタウイング、エクローサ、カフジキアッキエレの3頭。1番人気となりそうなドゥーラはBと平均的評価に落ち着きました。

評価の低い人気馬はモズメイメイ、バースクライ、コナコーストの3頭。多少の波乱があってもおかしくない評価結果となっています。

2023/3/4（土）　中山11R　オーシャンS（G3）　芝1200m

A評価はおらず、A’評価がカイザーメランジェ、ヴェントヴォーチェの2頭です。

カイザーメランジェは8歳の古豪で過去には函館スプリントSを制していますがここ1年以上掲示板がありません。無理なく先行できたときに僅かでも残り目があるかどうかといったところで、評価は上位とはいえ常識的には厳しい戦いとなりそうです。

ヴェントヴォーチェはキーンランドC勝ちや昨春の春雷Sの好時計勝ちなど、G3では上位と言っていい存在です。ピークは本番でしょうが、前哨戦でも格好はつけなければならない実績馬です。

人気どころではキミワクイーン、ジャスパージャックがC評価。それ以外の人気馬はB評価が多くなっています。

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