【重賞期待値ランク】 11/5(土)ファンタジーS、京王杯2歳S

明日は東西でいずれも芝1400mの2歳重賞が行われます。

ファンタジーSは牝馬限定の一戦で、阪神ジュベナイルフィリーズの重要な前哨戦です。ここ数年の勝ち馬はその後のクラシックや短距離戦線で上位を賑わせた馬ばかりであり、将来性を見据える上で重要なレースとなります。

京王杯2歳Sはこのレース以降、特に牡馬の短距離重賞は当面行われないため、朝日杯を見据えるというよりは、短距離路線の馬のための、今期最終の一戦という位置づけになりつつあります。今年は小倉2歳Sを大出遅れから後方一気で制したロンドンプランに注目が集まりそうです。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬  (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)

「C」 危険な馬  (同 70%未満) 

期待回収率が高い  A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い

2021年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2022/11/5(土) 阪神11R ファンタジーS(G3) 芝1400m

1 サツマノオンナ 藤岡康太 C
2 ミカッテヨンデイイ 今村聖奈 C
3 クインズエルサ 団野大成 B
4 トゥーテイルズ Cデムーロ A’
5 ブトンドール 鮫島克駿 A’
6 レッドヒルシューズ 酒井学 A’
7 コスモフーレイ 和田竜二 C
8 リバーラ 石橋脩 B’
9 サラサハウプリティ 菱田裕二 C
10 バレリーナ 川田将雅 A’
11 アロマデローサ 福永祐一 B
12 シルフィードレーヴ 松田大作 B




A評価はおらず、続くA’評価がトゥーテイルズ、ブトンドール、レッドヒルシューズ、バレリーナの4頭です。

A’の中で最も評価値が高いのはバレリーナです。小倉2歳Sはロンドンタウンの末脚には屈したものの、逃げて勝ったデビュー戦から一転差しの競馬で結果を出したあたり、高いレースセンスを感じさせます。血統的には1200m専門という感じはありません。

軸はA’の4頭からの選択ということになりそうです。なお評価の低い人気馬はサラサハウプリティです。

2022/11/5(土) 東京11R 京王杯2歳S(G2) 芝1400m

1 デイドリームビーチ 杉原誠人 C
2 アンタノバラード 田辺裕信 A
3 サイモンオリーブ 横山和生 B’
4 ペースセッティング 坂井瑠星 A’
5 ミスヨコハマ 斎藤新 B
6 マーブルマカロン 三浦皇成 B’
7 フロムダスク 戸崎圭太 C
8 ミシェラドラータ 大野拓弥 C
9 エナジーチャイム ルメール A’
10 オオバンブルマイ 横山武史 B
11 シェーンプリマー 永野猛蔵 B’
12 ブーケファロス 菅原明良 A’
13 アスクドリームモア 岩田康誠 C
14 ヤクシマ 岩田望来 A
15 ノーブルラン 津村明秀 B
16 スピードオブライト 石川裕紀人 A’
17 ロッソランパンテ 木幡巧也 C
18 ロンドンプラン 松山弘平 B




A評価はアンタノバラード、ヤクシマの2頭です。

アンタノバラードの父ダノンバラードはこの2歳世代から再び日本で種付けを行っていますが、この世代はすでに重賞馬含む2勝馬3頭を出しており、日本に呼び戻した関係者の期待に応える形となっています。人気はありませんが、菊花賞を制したばかりの田辺騎手の手綱で穴を開けることが出来るでしょうか。

ヤクシマは英国からの輸入馬で、父Havana Greyは欧州スプリント路線の活躍馬です。血統的には欧州の短距離路線の馬で埋め尽くされていますが、日本の軽い馬場であればこのくらいの距離でも問題ないでしょう。2戦とも上がり最速を使っており、府中の長い直線で末脚発揮すればここも好勝負になりそうです。

A’で続くのがペースセッティング、エナジーチャイム、ブーケファロス、スピードオブライトの4頭です。小倉2歳Sで驚異の末脚を見せたロンドンプランはBと平均的な評価となっています。

このレースでは評価の低い人気馬はいませんでした。

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