今週日曜日は、2018年最初の中央競馬G1レース、フェブラリーSが行われます。
舞台となる東京ダート1600mは、長い向こう正面と2つしかないコーナー、また直線も長く強い馬が力を発揮できる王道コースというイメージがありますが、スタート直後はしばらく芝を走るというやや特殊な部分もあります。
この舞台で枠番による有利不利があるのかどうか、同コースの過去データから分析してみました。
対象期間 2015年1月~2018年2月
該当レース 東京ダート1600m 全レース
※ 出走馬のうち単勝50倍以下の馬で算出
枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回率 複回率
1枠 20- 23- 26- 265/ 334 6.0% 20.7% 36 52
2枠 35- 27- 39- 245/ 346 10.1% 29.2% 79 78
3枠 41- 27- 40- 266/ 374 11.0% 28.9% 76 64
4枠 50- 38- 42- 289/ 419 11.9% 31.0% 68 71
5枠 49- 52- 36- 265/ 402 12.2% 34.1% 83 85
6枠 41- 43- 40- 288/ 412 10.0% 30.1% 69 74
7枠 53- 58- 35- 265/ 411 12.9% 35.5% 109 101
8枠 43- 52- 50- 288/ 433 9.9% 33.5% 61 83
●1~3枠(1054頭) 勝率 9.1% 複勝率26.4% 単回率65 複回率65
●4~6枠(1233頭) 勝率11.4% 複勝率31.7% 単回率74 複回率76
●7・8枠( 844頭) 勝率11.4% 複勝率34.5% 単回率85 複回率92
ご覧のように、1枠が突出して成績が悪くなっています。2、3枠も勝率、複勝率は外よりも低めで、内枠が不利な傾向が明らかに見て取れます。
内(1~3枠)、中(4~6枠)、外(7・8枠)の3つに分けて集計した結果からも、内不利・外有利の傾向がかなり鮮明に表れています。
ダートは元々外枠やや有利の傾向となりやすいのですが、東京ダ1600は中でもその傾向が顕著なコースと言えるでしょう。
フェブラリーSに限らず、このコースは枠順がかなり結果をするコースであるという認識で、買い目を組み立てることを心がけましょう。