2020年公開データの検証①（指名馬の勝率・回収率）

年末年始恒例の、1年間の成績のまとめ集計記事です。

まずは「危険な人気馬」「買える人気馬」、2020年の年間成績です。

＜危険な人気馬＞
292-294-322-2391　　勝率8.9%　複勝率27.5%
単勝回収率70%　複勝回収率66%　　平均人気 4.7　平均着順 6.5

（うち1番人気）
73- 51- 42-154　　勝率22.8%　複勝率51.9%
単勝回収率59%　複勝回収率71%　　平均人気 1.0　平均着順 4.5

＜買える人気馬＞
603-485-404-1977　　勝率17.4%　複勝率43.0%
単勝回収率88%　複勝回収率87%　　平均人気 3.8　平均着順 5.2

（うち1番人気）
262-106- 67-207　　勝率40.8%　複勝率67.8%
単勝回収率96%　複勝回収率88%　　平均人気 1.0　平均着順 3.2

2020年トータルでは「危険な人気馬」単勝回収率は70%、「買える人気馬」単勝回収率は88％という結果に終わりました。

危険馬は70%と何とか及第点でしたが、買える馬がここ2年間上回っていた90％のラインに届かなかったのは大変残念です。

「危険馬」と「買える馬」の単勝回収率の差は18％でした。昨年の35%というのは少し出来過ぎではありましたが、今年はその反動なのか、不調の年だったと言えると思います。

内容を詳しく見てみると、1番人気の比較では単勝回収率の差は37%もあるように、上位人気馬では今までに近い結果を残せています。一方、単勝20倍を超えるような中穴クラスが思うような結果になりませんでした。このオッズ帯の買える馬が全く不振だった反面、危険馬は激走が非常に目立ちました。

とは言え例年よりも低調な成績だったのは確かですので、来年に向けて、算出式の加減点見直しなど、調整して改善出来そうな要素があれば盛り込んでみたいと思っています。