【重賞期待値ランク】　3/10（日）金鯱賞、フィリーズR

明日は中京で大阪杯の前哨戦である金鯱賞、阪神では桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われます。

金鯱賞は昨年の菊花賞馬ドゥレッツァの参戦が最大の注目点です。未勝利から5連勝でG1を制したその成長力を武器に今年の古馬路線の中心となれるのか、王道距離2000mの今回が試金石となります。立ちはだかるのは今年こそ悲願のG1制覇を狙うプログノーシス。同舞台の中日新聞杯を制したヤマニンサルバムや2年ぶりの復帰戦となるヨーホーレイクの走りにも注目です。

フィリーズレビューは桜花賞への3枚の切符をかけた戦い。ここは阪神JF3着のコラソンビートが人気を集めそうです。先週チューリップ賞を制したスウィープフィートに続きスワーヴリチャード産駒が制することになれば、皐月賞のレガレイラ含めてクラシック戦線の主役を総なめとになりますが、果たしてどのような結果となるでしょうか。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/3/10（日）　中京11R　金鯱賞（G2）　芝2000m

1	シーズンリッチ	吉田隼人	A’
2	ワイドエンペラー	高杉吏麒	C
3	ドゥレッツァ	ルメール	B
4	プログノーシス	川田将雅	B
5	ブレイヴロッカー	丸山元気	B
6	ヨーホーレイク	藤岡康太	B
7	ヤマニンサルバム	三浦皇成	B
8	バラジ	菅原明良	B
9	ノッキングポイント	戸崎圭太	A
10	アラタ	横山典弘	C
11	エアサージュ	池添謙一	B
12	ハヤヤッコ	幸英明	C
13	レッドジェネシス	角田大和	C

A評価となったのはノッキングポイントです。

昨年のクラシック戦線では毎日杯で2着、ダービーでも5着と健闘を見せ、夏の新潟記念で古馬を撃破と世代上位クラスの成績を残しました。菊花賞は大敗でしたが距離面から度外視は可能。適距離に戻り、ここは反撃の舞台が揃った感があります。実績上位の2頭に迫る走りを期待したいところです。

A’評価も4歳馬シーズンリッチということで昨年の毎日杯の上位2頭が高評価に推される結果となりました。人気上位はすべてB評価となっており、大きな波乱はなさそうです。

2024/3/10（日）　阪神11R　フィリーズレビュー（G2）　芝1400m

1	コラソンビート	横山武史	B
2	ロゼフレア	団野大成	B
3	バウンシーステップ	菱田裕二	B
4	エトヴプレ	藤岡佑介	B
5	カルチャーデイ	酒井学	B
6	シカゴスティング	鮫島克駿	B’
7	セシリエプラージュ	Mデムーロ	C
8	オアシスドール	松若風馬	B’
9	レディマリオン	ﾑﾙｻﾞﾊﾞｴﾌ	A’
10	ドナベティ	坂井瑠星	B
11	マーシーラン	和田竜二	C
12	ジューンブレア	武豊	B’
13	ポエットリー	永島まなみ	B
14	キャンシーエンゼル	松山弘平	B’
15	オメガウインク	岩田望来	A’

A評価とおらず、A’評価がオメガウインク、レディマリオンの2頭。この中ではオメガウインクがAに近い比較的高い評価値となっています。

昨年の新種牡馬ではスワーヴリチャード産駒が大ブレイク中ですが、ダービー馬ロジャーバローズも同じく昨年の新種牡馬で、サンプルはまだ少ないですが今のところ芝の短～中距離を得意とする馬が多い印象です。オメガウインクはさほど人気はありませんが、逃げ差し自在の脚質は安定性があり、この人気なら穴として拾っておきたい存在です。

人気のコラソンビートは平均的なB評価。人気上位でC評価の馬はいませんでした。各馬の評価値の差が小さく、買い目選択が難しい一戦です。

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