【重賞期待値ランク】　9/10（日）セントウルS、京成杯AH

明日は秋競馬の開幕を告げる恒例の重賞、阪神ではセントウルS、中山では京成杯オータムハンデが行われます。

セントウルSは今年は既にサマースプリントシリーズの優勝馬が決定しており、純粋にスプリンターズSの前哨戦としての一戦となります。ビッグシーザーを始めとした3歳馬に、阪急杯の覇者アグリや復活を期すピクシーナイトら古馬勢との争いが見ものです。

京成杯オータムハンデは今年は11頭という少頭数での一戦となります。例年開幕週の絶好馬場での時計比べとなりますが、今年も逃げたい馬がおりペースは速くなりそうで、高速決着への対応力の見極めも鍵になりそうです。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2022年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2023/9/10（日）　阪神11R　セントウルS（G2）　芝1200m

A評価となったのはピクシーナイト、テイエムスパーダ、ブトンドールの3頭です。

G1馬ピクシーナイトは香港での転倒故障からの回復が長引き、春シーズン復帰するも今のところ持ち味を出し切れていません。ただ今回は最も実績のある良馬場でのスプリント勝負が見込まれますので、本来の能力が発揮できれば一気の浮上も十分。ベスト舞台で往時の走りを期待したいところです。

テイエムスパーダは日本レコードのCBC賞以降は凡走が続きますが、今回はどうしても逃げたい馬がおらず、単騎でスムーズならあっと驚く走りがないとは言えません。とにかく自分のペースになるかどうかでしょう。

ブトンドールは3歳牝馬で、距離の長い桜花賞でも大敗はしておらず、スプリント能力の高さでは3歳でも上位のものがありそうです。53kgの軽量を活かした走りが出来ればこのメンバーでも十分通用の余地はあります。

A’で続くのは上がり馬モリノドリーム。人気上位ではアグリの評価が伸びませんでした。他の人気馬ではエイシンスポッターもC評価となっています。

2023/9/10（日）　中山11R　京成杯オータムH（G3）　芝1600m