【重賞期待値ランク】　8/27（日）キーンランドC、新潟2歳S

今週はキーンランドC、新潟2歳Sの2重賞です。

今年のサマースプリントシリーズも大詰め、キーンランドCは札幌スプリントSの上位勢とオープン特別組、そしてスプリンターズSへのステップとする実績馬の三つ巴の構図となりました。本番を見据える勢力と、ここが勝負の勢力の本気度合いの見定めも必要な一戦です。

新潟2歳Sはほとんどがキャリア1戦の馬で力の比較が難しいですが、府中の新馬戦での末脚が目立ったアスコリピチェーノが人気の中心となっています。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2022年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2023/8/27（日）　札幌11R　キーンランドC（G3）　芝1200m

1	ウォーターナビレラ	リスポリ	A
2	ナランフレグ	丸田恭介	C
3	レッドベルオーブ	松田大作	B’
4	キミワクイーン	横山武史	B
5	ウインマーベル	松山弘平	B
6	タイセイアベニール	モリス	C
7	カイザーメランジェ	江田照男	C
8	シナモンスティック	松岡正海	A’
9	ジュビリーヘッド	西村淳也	B
10	ゾンニッヒ	武豊	A’
11	ヴァトレニ	藤岡佑介	A’
12	トウシンマカオ	鮫島克駿	B
13	レイハリア	亀田温心	C
14	ナムラクレア	浜中俊	A
15	サトノアイ	佐々木大輔	C
16	シュバルツカイザー	モレイラ	B

A評価となったのはウォーターナビレラ、ナムラクレアです。

ウォーターナビレラ昨年以来A評価の常連ながらずっと馬券にはなっていませんが、ここ2戦、ようやくモデルチェンジが功を奏しつつある競馬内容です。何と言っても桜花賞でスターズオンアースとハナ差の競馬をした馬、今回はモデルチェンジに苦心してきた武騎手ではありませんが、そろそろ馬券圏内への突入を警戒してもいいかもしれません。

ナムラクレアは悲願のG1制覇を目指しての秋への始動戦です。1200mでは昨年のスプリンターズS以外馬券外なしの安定感ですので、軸としての信頼度は高そうです。ここをいい形でクリアして本番へ臨みたいところでしょう。

続くA’にはシナモンスティック、ゾンニッヒ、ヴァトレニの3頭。評価が低いのはこちらも低評価常連のナランフレグです。

2023/8/27（日）　新潟11R　新潟2歳S（G3）　芝1600m

1	ホルトバージ	岩田康誠	C
2	ヴァンヴィーヴ	Mデムーロ	C
3	エンヤラヴフェイス	菱田裕二	A
4	ルージュスタニング	菅原明良	B
5	ルクスノア	永島まなみ	B’
6	ショウナンマヌエラ	石橋脩	C
7	ジューンテイク	富田暁	A
8	ニシノクラウン	石川裕紀人	C
9	シリウスコルト	三浦皇成	C
10	ヒヒーン	酒井学	A’
11	クリーンエア	大野拓弥	B
12	アスコリピチェーノ	北村宏司	A’

A評価はエンヤラヴフェイス、ジューンテイクの2頭です。

エンヤラヴフェイスはエイシンヒカリ産駒で、中京のマイルの新馬戦を5馬身ちぎる快勝でした。レベルが低いわけではなく、実力は確かなものがありそうです。レースセンスの良さも魅力で、大崩れはなさそうです。

ジューンテイクも中京の新馬戦を勝ち上がっての参戦です。こちらは時計や対戦相手が平凡な感もありますが、2歳戦好調のキズナ産駒ということで多少の警戒は必要かもしれません。

A’で続くのはヒヒーンと人気のアスコリピチェーノ。一方、評価の低い人気馬はヴァンヴィーヴです。

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