【重賞期待値ランク】　3/19（日）阪神大賞典、スプリングS

明日は東西で伝統のトライアルG2戦。いよいよ春競馬シーズンの本格的な到来となってきました。

阪神大賞典は歴史に残る名ステイヤーが制してきた伝統の長距離戦です。2連覇中のディープボンドに挑むのは昨年の菊花賞で2、3着の4歳勢2騎。春の盾を前に世代トップ級同士の力比べが見ものです。

スプリングSも皐月賞トライアルとして伝統を誇るG2戦ですが、近年は有力馬は間隔を空けたローテーションが増え、本番とのつながりが薄くなっている印象です。主役不在の牡馬クラシックと言われる今年、一躍名乗りを上げる存在が現れるのかレース内容に注目が集まります。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間 （同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間 （同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満） 

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2022年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2023/3/19（日）　阪神11R　阪神大賞典（G2）　芝3000m

A評価となったのはアイアンバローズです。

昨年の阪神大賞典ではディープボンドに食い下がっての2着。本番でも離されましたが掲示板に乗る5着と、3000ｍ級のレースでは安定感十分です。前走はダートですので度外視。このところ3000m以上のレースはオルフェーヴル産駒が大活躍しており、前日の雨の残る馬場もあって、血の後押しがあるかもしれません。

A’で続くのはボルドグフーシュ、サンレイポケット、ブレークアップ、ディープボンド。3強の一角ジャスティンパレスもBと上位人気勢の信頼度は高そうで、馬券は絞り込んで良さそうです。

2023/3/19（日）　中山11R　スプリングS（G2）　芝1800m

メタルスピード、シルトホルン、アイスグリーンの3頭がA評価となりました。

メタルスピードは好位からの堅実な走りで2連勝とレースセンスが高そうな馬です。マイルで2連勝中ですが、中山なら1800mは守備範囲でしょう。本日の若葉Sはシルバーステート産駒によるワンツーで皐月賞への出走権を獲得。好枠を利して連日の権利獲得となるでしょうか。

シルトホルンは1勝馬ですが、東スポ杯では8着とは言え勝ち馬とは0.6差と致命的な差ではなく、中山1800であれば流れ一つで上位圏内の力はありそうです。好位でも競馬はできる馬で、展開が向けば馬券内に入ってくる可能性は十分です。

アイスグリーンは小倉の1勝クラスを制しての参戦。ローカルでしたがレースレベルは低くない一戦でした。一度前に出られましたが差し返しての勝利で、勝負強さが印象的なレースでした。成長力あるモーリス産駒、一気の上昇に期待したいところです。

続くA’にはジョウショーホープ、ハウゼの2頭が挙がりました。

人気どころに目を移すと、1、2番人気を分け合いそうなベラジオオペラとセブンマジシャンがいずれもCという思わぬ低評価。波乱要素が十分にありそうな一戦です。

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