【重賞期待値ランク】 7/31(日)クイーンS、アイビスサマーD

暑熱対策で小倉は小休止となり、今週は札幌と新潟でそれぞれ重賞が行われます。札幌は牝馬によるG3のクイーンS、新潟は開幕週名物のアイビスサマーダッシュです。

クイーンSには桜花賞2着の3歳馬ウォーターナビレラが参戦してきました。桜花賞はスターズオンアースの豪脚に屈したものの、ゴール寸前まで先頭をキープ。世代上位の牝馬が52kgで出てくるのですから人気の中心となるのは仕方ないでしょう。昨年の覇者テルツェットら古馬勢がどこまで立ち向かえるでしょうか。

アイビスサマーダッシュはライオンボスやオールアットワンスといった過去の勝ち馬やマリアズハートなど実績馬が揃って不利とされる内を引き、にわかに混戦模様といった雰囲気です。ただ昨年はバカラクイーンが単騎最内を通って3着に入っており、今年は馬群が内外に分かれるシーンが見られるかもしれません。

それではいつものように期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬  (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)

「C」 危険な馬  (同 70%未満) 

期待回収率が高い  A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い

2021年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2022/7/31(日) 札幌11R クイーンS(G3) 芝1800m

1 テルツェット 池添謙一 A’
2 ローザノワール 田中勝春 C
3 ホウオウピースフル 横山武史 B’
4 サトノセシル 古川吉洋 B’
5 マジックキャッスル 浜中俊 B’
6 メイショウミモザ 鮫島克駿 C
7 ファーストフォリオ 丸山元気 B
8 ラヴユーライヴ 菱田裕二 A’
9 フェアリーポルカ 吉田隼人 B’
10 ウォーターナビレラ 武豊 A’
11 スライリー 丹内祐次 B
12 ルビーカサブランカ 横山和生 B
13 フィオリキアリ 藤岡佑介 B
14 ゴルトベルク 荻野極 B’




A評価はおらず、A’評価となったのがテルツェット、ラヴユーライヴ、ウォーターナビレラの3頭です。

この中で最も期待値が高いのは昨年の覇者テルツェットでした。近走の二桁着順はG1でのもので、4角最後方から追い込んだ中山牝馬Sを含め、G1以外では大崩れはありません。能力自体はこの中では最上位クラスなのは間違いなく、小回りの最内枠で捌けるかどうかだけでしょう。

評価の低い人気馬はローザノワール、メイショウミモザの2頭です。

2022/7/31(日) 新潟11R アイビスサマーダッシュ(G3) 芝1000m

1 ライオンボス 坂井瑠星 C
2 トウショウピスト 江田照男 C
3 オールアットワンス 石川裕紀人 B
4 スティクス 藤田菜七子 B
5 ロードベイリーフ 西村淳也 C
6 マリアズハート 菊沢一樹 C
7 キタイ 木幡巧也 C
8 マウンテンムスメ Mデムーロ A’
9 パーティナシティ 岩田望来 A’
10 ジュニパーベリー 嶋田純次 B
11 アヌラーダプラ ホー A’
12 トキメキ 松山弘平 B
13 ヴェントヴォーチェ 福永祐一 A’
14 オヌシナニモノ 今村聖奈 B
15 クリスティ 松若風馬 A
16 ビリーバー 杉原誠人 C
17 シンシティ 富田暁 A’
18 レジェーロ 団野大成 A




A評価となったのはクリスティ、レジェーロの2頭です。

クリスティは自分の形にならないと脆いタイプで近走は惨敗も多いですが、オープン特別勝ちもありここでも大きく力が劣る印象はありません。1000mの直線競馬で集中力が続けば一変の余地があるかもしれません。

レジェーロも好走と惨敗の差が大きく、大穴タイプの馬です。昨年勝ったカーバンクルSは10番人気、昨冬のタンザナイトS2着は最低人気での激走でした。二桁着順が続いていますが、大外枠から好位置で競馬ができれば再度の激走がないとは言えません。

A’には人気上位になりそうなヴェントヴォーチェ、シンシティを含めて5頭が挙がっています。一方、人気どころで評価が低いのはマリアズハート、ビリーバーです。

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