【重賞期待値ランク】　6/19（日）マーメイドS、ユニコーンS

明日は東西でG3重賞が組まれています。西は3歳以上の牝馬によるハンデ戦マーメイドS、東は3歳馬によるダート重賞ユニコーンSです。

マーメイドSは荒れる重賞で知られており、ここ4年間はハンデ51kg以下、7番人気以下の伏兵が勝ち続けています。過去には48kgで制した馬もおり、実績よりも近況や適性がものを言う、まさに「夏は調子」の格言がよく当てはまるレースと言えるでしょう。

ユニコーンSは勝ち馬に後のダートのトップホースがズラリと揃うレースで、今後のダート路線を占う意味で非常に重要な一戦となります。国内組とドバイ組の比較が難しいところがありますが、いずれにしても各馬のレースぶりから目が離せません。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間 （同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間 （同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満） 

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2021年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2022/6/19（日）　阪神11R　マーメイドS（G3）　芝2000m

A評価となったのはクラヴェル、ハギノリュクスの2頭です。

クラヴェルは昨年の2着馬で、それ以降G3を3着3着の後、エリザベス女王杯でもよく追い込んで3着と、G1でも善戦できる能力を身に付けました。昨年比4kg増ですが、得意の夏場まで待機しての狙いすました一戦で、持ち味の強烈な末脚で上位に食い込んできそうです。

ハギノリュクスはダートで4勝、芝では勝ち星どころか掲示板もなく、常識的には通用しそうもありませんが、とにかくスムーズに先行できるかが鍵の馬で、ダートでも好走と惨敗が極端なタイプです。決して芝がダメではなく、気分良く行ければ52kgも相まって粘り腰を発揮する場面がないとはいえません。

続くA’にはソフトフルート、ルビーカサブランカ、アイコンテーラーの3頭が挙がりました。馬券の上位候補はこのあたりまででしょう。

それ以外では平均的なB評価はスルーセブンシーズ1頭のみで他はB’以下と、評価の上下の差が大きいレースとなりました。人気どころでのC評価はステイブルアスク、ヴェルトハイムです。

2022/6/19（日）　東京11R　ユニコーンS（G3）　ダ1600m

A評価となったのはペイシャエスです。

ペイシャエスは前走青竜Sが5着でしたが、差し追込が上位を占めたレースで、先行して直線一旦抜け出した内容は決して悪くはありません。ここは他に速い馬もいるため楽観はできませんが、展開一つで上位争いできる能力は充分ある馬です。

続くA’はセキフウ、コンバスチョンのドバイ帰り組とタイセイディバインの3頭となりました。人気の中心リメイクは平均的なB評価ですが、続く人気となりそうなハセドンがC評価となっています。

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