今週から府中での5週連続G1が開幕します。第1弾は3歳のマイル王決定戦、NHKマイルCです。
今年は昨年の朝日杯2、3着馬の参戦、ニュージーランドT、アーリントンCなどの前哨戦の上位勢もほぼ勢揃いし、更には桜花賞からの転戦もあって、この路線の総決算に相応しいメンバー構成となりました。好天に恵まれ絶好の高速馬場での、若駒によるスピード比べが見ものです。
今年は開幕週開催となったハンデ重賞新潟大賞典とあわせて、期待回収率の解析結果を見ていきます。
ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬 (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)
「C」 危険な馬 (同 70%未満)
期待回収率が高い A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い
2021年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。
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2022/5/8(日) 東京11R NHKマイルC(G1) 芝1600m
1 | マテンロウオリオン | 横山典弘 | C |
---|---|---|---|
2 | ソネットフレーズ | 横山武史 | B’ |
3 | ソリタリオ | 鮫島克駿 | A |
4 | セリフォス | 福永祐一 | B |
5 | キングエルメス | 坂井瑠星 | B’ |
6 | トウシンマカオ | 戸崎圭太 | B |
7 | タイセイディバイン | 松若風馬 | A’ |
8 | アルーリングウェイ | 藤岡佑介 | B |
9 | ダンテスヴュー | 吉田隼人 | B |
10 | カワキタレブリー | 菅原明良 | B |
11 | インダストリア | レーン | A |
12 | セイクリッド | 菊沢一樹 | B’ |
13 | ジャングロ | 武豊 | B’ |
14 | フォラブリューテ | 大野拓弥 | C |
15 | オタルエバー | 横山和生 | B |
16 | プルパレイ | Mデムーロ | B |
17 | ステルナティーア | 池添謙一 | C |
18 | ダノンスコーピオン | 川田将雅 | B |
A評価となったのはソリタリオ、インダストリアの2頭です。
ソリタリオはシンザン記念で今回人気の一角マテンロウオリオンとクビ差2着の後、皐月賞路線のスプリングSに参戦しましたが10着と大敗。ただし初の右回りで距離延長、流れにも乗れずと敗因は明確です。5戦5連対の左回り1600に戻り、巻き返しムードが漂います。
インダストリアは弥生賞が後方からの競馬となり5着が精一杯でしたが前残りの競馬を大外から追い込んでおり、能力の高さを見せた一戦でした。全4戦とも上がり最速を使っており、府中の長い直線は最も向きそうな舞台です。前走のうっぷんを晴らすような末脚を期待したいところです。
A’で続くのはタイセイディバイン。1番人気が予想される朝日杯2着のセリフォスは平均的なB評価です。
人気の一角を占めているマテンロウオリオンがC評価となりました。また人気どころに数頭B’が散見され、多少の波乱も考えられる評価結果となっています。
2022/5/8(日) 新潟11R 新潟大賞典(G3) 芝2000m
1 | マウントゴールド | 荻野極 | B’ |
---|---|---|---|
2 | アイコンテーラー | 亀田温心 | A’ |
3 | スマイル | 石橋脩 | B |
4 | アルサトワ | 丹内祐次 | A |
5 | ダノンマジェスティ | 武藤雅 | B |
6 | ラストドラフト | 三浦皇成 | B’ |
7 | プレシャスブルー | 勝浦正樹 | C |
8 | カイザーバローズ | 津村明秀 | C |
9 | ステラリア | 川須栄彦 | B |
10 | ラインベック | 西村淳也 | C |
11 | トーセングラン | 丸山元気 | B |
12 | シュヴァリエローズ | 松山弘平 | C |
13 | ヤシャマル | 松田大作 | B |
14 | レッドガラン | 岩田康誠 | B |
15 | モズナガレボシ | 菱田裕二 | A’ |
A評価となったのはアルサトワです。
これまでの戦績は勝つかもしくは馬券外と成績の差が極端なタイプですが、スムーズに逃げられないと脆かったのがその要因でした。しかし前走は初めて2番手からの競馬で結果を出し、5歳を迎えての充実ぶりを示しました。ここは明確な同型不在で自分の競馬ができそうで、丹内騎手ならこの馬の特性を生かす競馬をしてくれそうです。
続くA’にはアイコンテーラー、モズナガレボシの2頭が挙がりました。上位人気のカイザーバローズ、シュヴァリエローズの2頭がC評価となっており、馬券は一筋縄では行かなさそうです。
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