今週日曜日のG1は、G1昇格3年目となる大阪杯です。
ドバイ参戦組や香港を目指す馬が欠ける中でも、今年は芝の中距離王を決めるに相応しいメンバーが揃い、実力伯仲の熱戦が期待できそうです。
舞台となる阪神芝2000mは内回りで直線もさほど長くありませんが、あまりトリッキーなコースという印象はなく、むしろ紛れの少ない、実力が現れやすい力比べの舞台という印象があります。
この舞台で枠番による有利不利があるのかどうか、同コースの過去データから分析してみました。
【阪神芝2000m 枠番ごとの成績】
対象期間 2014年1月~2019年3月
該当レース 阪神芝2000m 全レース
※ 出走馬のうち単勝50倍以下の馬で算出
枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回率 複回率
1枠 19- 17- 16- 113/ 165 11.5% 31.5% 93 68
2枠 20- 20- 24- 107/ 171 11.7% 37.4% 71 89
3枠 22- 27- 15- 109/ 173 12.7% 37.0% 78 90
4枠 16- 19- 26- 119/ 180 8.9% 33.9% 83 93
5枠 30- 23- 17- 126/ 196 15.3% 35.7% 112 69
6枠 28- 21- 31- 140/ 220 12.7% 36.4% 99 97
7枠 34- 23- 23- 167/ 247 13.8% 32.4% 68 70
8枠 20- 30- 24- 164/ 238 8.4% 31.1% 41 68
●1~3枠(509頭) 勝率12.0% 複勝率35.4% 単回率81 複回率82
●4~6枠(596頭) 勝率12.4% 複勝率35.4% 単回率99 複回率86
●7・8枠(485頭) 勝率11.1% 複勝率31.8% 単回率55 複回率69
冒頭であまりトリッキーな印象はないコースと書きましたが、このデータからは外枠が若干不利、特に8枠は不振という傾向が見て取れます。
少頭数の場合はともかく、7枠より外、馬番であれば12番より外あたりは多少は割り引いたほうが良さそうです。
また1枠も複勝率で見ると低めのため、極端な内もあまり良くない可能性があります。
ベストなのは中ほどの枠ということになるでしょう。