夏競馬も今週から開催場を変えて、早くも後半戦に突入。開幕週のメインは中京のダート重賞東海Sと、新潟のマイルG3、関屋記念の2重賞です。
東海Sは、昨年までプロキオンSとして行われていたダート1400m重賞を実質的に引き継ぎ、名称を改めての施行となります。夏場のJRAでは短距離ダート重賞が少ないため、秋に控える南部杯やJBCスプリントを目標とする馬にとっては、ここで賞金を上積みしたい、勝負がかりの一戦となります。
例年夏の新潟の開幕週と言えばアイビスサマーダッシュが名物でしたが、今年から関屋記念が繰り上がり、開幕週での開催となります。今まで以上の高速決着が必至の真夏のマイル決戦を制するのはどの馬か、秋のG1戦線を占う試金石として注目の一戦です。
それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。
ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬 (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)
「C」 危険な馬 (同 70%未満)
期待回収率が高い A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い
2024年の実績はこちらの記事を、2025年上半期はこちらの記事をご覧ください。
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2025/7/27(日) 中京7R 東海S(G3) ダ1400m
| 1 | アドバンスファラオ | 松若風馬 | A |
|---|---|---|---|
| 2 | ビダーヤ | 坂井瑠星 | B’ |
| 3 | オメガギネス | 岩田康誠 | A |
| 4 | エートラックス | バデル | A’ |
| 5 | イグザルト | 御神本訓史 | C |
| 6 | ダノンスコーピオン | 幸英明 | C |
| 7 | ヤマニンウルス | 武豊 | A |
| 8 | インユアパレス | 川田将雅 | A’ |
| 9 | ライツフォル | 小沢大仁 | B |
| 10 | ヴィクティファルス | 亀田温心 | B’ |
| 11 | ロードエクレール | 高杉吏麒 | C |
| 12 | アルファマム | 団野大成 | B |
| 13 | コンクイスタ | 松山弘平 | C |
| 14 | サンライズホーク | 吉村誠之助 | C |
| 15 | リジル | 田口貫太 | C |
| 16 | サンライズフレイム | 菱田裕二 | A’ |
A評価となったのはアドバンスファラオ、オメガギネス、ヤマニンウルスの3頭です。
アドバンスファラオは逃げもしくは番手にほぼ好走パターンが絞られるタイプで、今回の最内枠は発馬さえきちんと出れば行き切れそうな好枠と言えます。エートラックス、ロードエクレールといった同型との兼ね合いは気になりますが、これまでの単勝配当が29倍、23倍、63倍という馬ですので、「ピンかパーか」のつもりで買ってみる手はありそうです。
オメガギネスは昨年1月の東海S(当時の条件)をクビ差2着、フェブラリーSでも1番人気に推されたほどの馬でしたが、近走は意外と伸び悩みG3クラスで壁に当たっている現状です。今回は1400への距離短縮となりますが、1800だと若干最後甘いところがあるため、向く可能性はあります。ダートの名手・岩田康誠騎手で、これまでと違う面を期待したいところです。
ヤマニンウルスも条件戦での圧勝ぶりからは案外の、G3クラスでの足踏み状態にあります。坂路で動くところと馬格から本質は短距離タイプかも知れませんので、1400mへの短縮は向きそうです。距離は前々走で経験済でペースに戸惑う心配はなく、5連勝時に見せた圧巻の走りをここで再び見せてほしいところです。
続くA’にはエートラックス、インユアパレス、サンライズフレイムの3頭が挙がりました。人気どころで評価が低かったのはコンクイスタです。
2025/7/27(日) 新潟7R 関屋記念(G3) 芝1600m
| 1 | オフトレイル | 菅原明良 | A’ |
|---|---|---|---|
| 2 | シンフォーエバー | 江田照男 | B |
| 3 | ジョウショーホープ | 西塚洸二 | B |
| 4 | レガーロデルシエロ | 戸崎圭太 | B |
| 5 | ゴールデンシロップ | 原優介 | C |
| 6 | ニシノスーベニア | 大野拓弥 | C |
| 7 | ハクサンバード | 小崎綾也 | B |
| 8 | シヴァース | 内田博幸 | C |
| 9 | キョウエイブリッサ | 丸田恭介 | B |
| 10 | トランキリテ | 荻野極 | A’ |
| 11 | ボンドガール | ルメール | B |
| 12 | メイショウシンタケ | 菊沢一樹 | C |
| 13 | リフレーミング | 石橋脩 | B’ |
| 14 | カナテープ | キング | A |
| 15 | イミグラントソング | 石川裕紀人 | B |
| 16 | フォーチュンタイム | 三浦皇成 | B |
| 17 | アルセナール | 杉原誠人 | B’ |
| 18 | ダイシンヤマト | 吉田豊 | C |
先週の函館2歳S、エイシンディードで来日いきなり重賞を制した“キング姐さん”ことキング騎手が、先週に続き今週もA評価となっています。
カナテープは2月の初音Sで同騎手が見事な差し切りで制しており、手の内に入れているパートナーです。今日の新潟芝は完全に外差し馬場で、枠的にも直線外に出しての末脚勝負が濃厚。さらには「夏の牝馬」の格言通り、先週の小倉記念は唯一の牝馬が制しましたが、この関屋記念も牝馬による印象的な走りが思い出される舞台。キング騎手の2週連続重賞Vも十分射程圏と見ていいでしょう。
A’には最内のオフトレイルとトランキリテの2頭が挙がっています。人気どころはB評価が多めですが、中ではシヴァース、ダイシンヤマトの評価が伸び悩みました。
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