今週から夏の福島と小倉が開幕し、いよいよ本格的夏競馬シーズンの到来です。明日は函館の開催前半のメインイベント函館記念と、福島では開幕週を飾る3歳重賞ラジオNIKKEI賞が行われます。
函館記念はこれまでは函館開催最後を飾るフィナーレとして行われてきましたが、今年からは開催前半の最後に時期が繰り上げられました。メンバーはただ一頭アルナシームを除き、ほとんどが惜しくも重賞に手が届いていない馬たち。ここで悲願の重賞制覇を果たし、サマーシリーズへ弾みをつけたい馬が揃った、見どころの多い一戦です。
ラジオNIKKEI賞はJRA唯一の3歳馬同士のハンデ重賞ですが、今年はクラシック戦線の実績馬の参戦はなく、1、2勝馬が大半のメンバー。52kg~57kgの上下5キロのハンデ差も相まって、どの馬にでもチャンスがありそうなレースです。
それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。
ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬 (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)
「C」 危険な馬 (同 70%未満)
期待回収率が高い A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い
2024年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。
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2025/6/29(日) 函館11R 函館記念(G3) 芝2000m
1 | マイネルモーント | 丹内祐次 | A’ |
---|---|---|---|
2 | アウスヴァール | 古川吉洋 | A’ |
3 | ハヤテノフクノスケ | 横山武史 | C |
4 | キミノナハマリア | 鮫島克駿 | B |
5 | ボーンディスウェイ | 木幡巧也 | C |
6 | サンストックトン | 浜中俊 | B |
7 | ディマイザキッド | 岩田康誠 | C |
8 | ヴェローチェエラ | 佐々木大輔 | A |
9 | アルナシーム | 藤岡佑介 | A |
10 | グランディア | 三浦皇成 | C |
11 | ランスオブクイーン | 斎藤新 | B’ |
12 | マイネルメモリー | 菱田裕二 | B’ |
13 | マコトヴェリーキー | 北村友一 | B’ |
14 | トップナイフ | 横山和生 | A |
A評価となったのはヴェローチェエラ、アルナシーム、トップナイフの3頭です。
ヴェローチェエラは昨年の京都新聞杯3着のあと条件戦を3連勝し、重賞に手が届くのも時間の問題かと思われましたが、その後が案外の伸び悩み。G2の2戦はともかく、オープンの大阪-ハンブルクカップでの敗戦は上位勢との距離適性の差でしょうか。今回は時計の速い2000mということでおそらくベスト条件、人気を落としていますが巻き返しに要警戒でしょう。
唯一の重賞勝ち馬アルナシームが堂々のA評価です。ここ2戦は相手関係や展開面もあり凡走中ですが、中京記念と中山金杯の重賞2勝はここでは明らかに実績上位の証明。G3級なら安定して力上位の存在なのは確かですので、あとは59kgという斤量が他馬との兼ね合いでどうかだけです。
トップナイフはG1ホープフルSや弥生賞、札幌記念といった位の高いG2での2着があり、はまれば一線級に近いパフォーマンスを示せるのですが、ムラが多く安定して力を発揮できないのが弱点です。ただし小回り2000はベスト、そして札幌では比較的安定して走れており、この函館も本来は適正があるはずの舞台。昨年は度外視し、横山和生騎手の意外性の一発に賭けてみる手はありそうです。
続くA’にはマイネルモーント、アウスヴァールの2頭。一方、C評価には人気どころが多く挙がり、上位人気マコトヴェリーキーもB’とやや心許なく、波乱の予感漂う評価結果です。
2025/6/29(日) 福島11R ラジオNIKKEI賞(G3) 芝1800m
1 | エキサイトバイオ | 荻野極 | A’ |
---|---|---|---|
2 | フクノブルーレイク | 松岡正海 | B |
3 | スナークピカソ | 小沢大仁 | B |
4 | レーヴブリリアント | 舟山瑠泉 | C |
5 | センツブラッド | 菅原明良 | B |
6 | ビーオンザカバー | 田辺裕信 | A |
7 | インパクトシー | 横山琉人 | B |
8 | エーオーキング | 大野拓弥 | B’ |
9 | モティスフォント | ルメール | B |
10 | アタラシイカドデニ | 内田博幸 | C |
11 | トレサフィール | 横山典弘 | B |
12 | バズアップビート | 戸崎圭太 | B |
13 | チョングク | 丸田恭介 | C |
14 | ショウナンマクベス | 津村明秀 | B’ |
A評価となったのはビーオンザカバーです。
1勝クラスの山藤賞を買った後はダービートライアルには向かわず同距離のここに照準を絞ってきました。目立つような派手な切れ味はありませんがレースセンス良く好位で流れに乗り、最後までしっかり脚を使うタイプ。走りの確実性は高く、小回り1800mはいかにも向きそうです。ここでも十分好勝負になる存在と見て良さそうです。
続くA’はエキサイトバイオ1頭。人気上位はB評価以上が大半で、低評価馬は人気薄ばかり。人気上位中心の馬券の組み立てで良さそうです。
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