明日はG1のステップレースが2鞍。中京では大阪杯の前哨戦となる金鯱賞が、また中山では皐月賞トライアルのスプリングSが行われます。
G1を狙う馬が集う金鯱賞。悲願のG1制覇へ向け、得意の舞台で3連覇を狙うプログノーシスに、ここにきて逃げの形が確立したデシエルト、巻き返しを狙う実績馬ホウオウビスケッツ、更にはクイーンズウォークやラヴェルといった実力牝馬も参戦し、ハイレベルの戦いが見られそうです。
スプリングSは最近は本番に直結するケースが少なくなっていますが、今年のローテーション改革で本番までの間隔が1週開くことになりましたので、傾向が変わる可能性はありそうです。キャリアが浅く底を見せない存在も多く、本番の新星誕生なるかに期待が集まる一戦です。
それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。
ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬 (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)
「C」 危険な馬 (同 70%未満)
期待回収率が高い A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い
2024年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。
★重賞予想印はレジまぐに掲載
2025/3/16(日) 中京11R 金鯱賞(G2) 芝2000m
1 | アスクドゥポルテ | 岩田望来 | C |
---|---|---|---|
2 | ホウオウビスケッツ | 岩田康誠 | A |
3 | ライラック | 石川裕紀人 | B’ |
4 | キングズパレス | 佐々木大輔 | C |
5 | デシエルト | 武豊 | B’ |
6 | クイーンズウォーク | 川田将雅 | A’ |
7 | ディープモンスター | 松山弘平 | B’ |
8 | プログノーシス | 西村淳也 | A |
9 | ラヴェル | 北村友一 | B’ |
10 | マイネルモーント | 丹内祐次 | A’ |
A評価となったのは人気のホウオウビスケッツ、プログノーシスです。
ホウオウビスケッツは毎日王冠2着、天皇賞・秋3着と、この距離ではトップクラスの1頭と言っていい存在です。中山金杯は外枠、速い展開、59.5kgと悪条件が重なりました。今回は同斤量でデシエルトをマークする形になりそうで、相手の勝手知ったる岩田父、この馬が勝てる仕掛けをしてくるでしょう。
プログノーシスはとにかくG1が遠く、3度の2着がありますがG1級の決め手の持ち主であるのは誰もが認めるところです。前走の有馬記念は条件不適で参考外、この得意舞台で下の世代を一蹴するシーンは十分考えられます。
A’で続くのはクイーンズウォーク、マイネルモーントの2頭。人気どころのC評価はいませんが。デシエルト、ラヴェルがB’と今一つ伸びきれませんでした。
2025/3/16(日) 中山11R スプリングS(G2) 芝1800m
1 | ダノンセンチュリー | 戸崎圭太 | B’ |
---|---|---|---|
2 | ローレルオーブ | 原優介 | C |
3 | クモヒトツナイ | 横山和生 | A’ |
4 | ニホンピロデヴィン | 小沢大仁 | B’ |
5 | レーヴブリリアント | ルメール | B |
6 | ジェットマグナム | 津村明秀 | A’ |
7 | キングスコール | 藤岡佑介 | B |
8 | マテンロウバローズ | 横山典弘 | C |
9 | ピコチャンブラック | 石橋脩 | B |
10 | フクノブルーレイク | 松岡正海 | B’ |
11 | スナークピカソ | 菅原明良 | A’ |
12 | スワローシチー | 田辺裕信 | C |
A評価はおらず、続くA’がジェットマグナム、スナークピカソの2頭です。
この中ではジェットマグナムがA’としては比較的高めの評価でした。前走は結果的には気分良く行き過ぎた感じで、最後はスタミナ切れの形。中山1800mなら実績あるコースで抑えも効きますので、巻き返しのチャンスは十分ありそうです。
一方、低評価馬では、1番人気になるかもしれない、デビュー2連勝でここに挑むマテンロウバローズの評価が伸びませんでした。
出走全馬の予測回収率 5段階評価
《note》で好評公開中です!
回収率100%超狙いの特選馬も!
【note版】はこちら
レジまぐ版も開始しました
★重賞予想印はレジまぐに掲載