【重賞期待値ランク】　12/8（日）阪神JF、カペラS

明日は今年は京都での開催となる、2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。

キャリアの浅い2歳牝馬ということで波乱含みと思われがちですが、近年は波乱は少なくむしろ堅めの決着が多い傾向です。今年の注目は史上初の外国馬メイデイレディの参戦。アメリカの芝馬との力関係はわからない部分が多く、取捨には頭を悩まされそうです。これまで多数の名牝を生み出してきたこのレース、将来を見据えた各馬の走りぶりに要注目です。

中山のダート短距離G3のカペラSとあわせて、期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。

「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/12/8（日）　京都11R　阪神ジュベナイルフィリーズ（G1）　芝1600m

1	ビップデイジー	幸英明	A
2	テリオスララ	Mデムーロ	A’
3	ダンツエラン	団野大成	B
4	ジャルディニエ	北村友一	B
5	ジューンエオス	藤岡佑介	B
6	モズナナスター	田口貫太	B
7	ミストレス	坂井瑠星	B’
8	カワキタマナレア	鮫島克駿	B
9	ショウナンザナドゥ	池添謙一	C
10	ブラウンラチェット	ルメール	B
11	クリノメイ	荻野琢真	C
12	アルマヴェローチェ	岩田望来	B
13	コートアリシアン	戸崎圭太	B’
14	ランフォーヴァウ	松山弘平	B’
15	リリーフィールド	武豊	C
16	スリールミニョン	永島まなみ	B’
17	メイデイレディ	デットーリ	A’
18	ミーントゥビー	古川吉洋	B’

A評価となったのはビップデイジーです。

新馬戦が後方からの追い込み勝ち、前走は少頭数でしたが先行策からの抜け出しと、違う展開で力を発揮してきたのが強みです。いずれも上がり最速で終いもしっかりしており、京都外回りは持ち味を十分発揮できる舞台でしょう。2年前同じサトノダイヤモンド産駒で2着だったシンリョクカ以上の成績を残せるでしょうか。

続くA’にはテリオスララと米国から参戦のメイデイレディの2頭が挙がりました。人気のブラウンラチェットはBと平均的でしたが、もう1頭の人気馬ショウナンザナドゥはCと多少不安の残る評価結果となっています。

2024/12/8（日）　中山11R　カペラS（G3）　ダ1200m

1	ナムラフランク	菱田裕二	B’
2	インユアパレス	横山武史	C
3	リベイクフルシティ	和田譲治	B’
4	ジレトール	大野拓弥	B
5	~~エスカル~~	~~横山和生~~	取消
6	ガビーズシスター	吉田隼人	C
7	クインズメリッサ	藤懸貴志	C
8	インビンシブルパパ	三浦皇成	C
9	クロジシジョー	浜中俊	B’
10	エティエンヌ	津村明秀	B’
11	チカッパ	横山典弘	B
12	チェイスザドリーム	吉田豊	B
13	スズカコテキタイ	岩田康誠	B’
14	サンライズアムール	斎藤新	B
15	テイエムトッキュウ	田辺裕信	A
16	イスラアネーロ	川又賢治	A

8枠の2頭、テイエムトッキュウとイスラアネーロの2頭がA評価となりました。

テイエムトッキュウは昨年の覇者で、父、母父から受け継いだ、名前の通りの溢れるスピードが自慢です。ここ2戦は敗れているものの、地方のダートよりも時計の出る中央のダートのほうが持ち味が生きそうで、ここも一気に行ききれれば簡単に止まることはないでしょう。

イスラアネーロは前走室町Sでオープン初勝利を挙げました。以前は先行タイプでしたが地力強化にあわせて脚質転換に成功し、前走の勝利に繋げました。メンバー強化と斤量増のここは試金石ですが、9秒台の速い時計に対応できれば上位争いに加わる可能性はありそうです。

A’はおらず、Bも4頭のみということで、評価がやや伸び悩んだ馬が多いレースとなっています。中でも上位人気のインユアパレス、ガビーズシスター、インビンシブルパパが揃ってC評価となっており、波乱の予感が漂う一戦です。

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