【重賞期待値ランク】　11/10（日）エリザベス女王杯、福島記念

明日は秋の牝馬No.1決定戦、エリザベス女王杯が行われます。

今年は秋華賞組の参戦はなく、3歳馬は牡馬クラシック路線で善戦したレガレイラの1頭のみ。レガレイラvs古馬勢力というわかりやすい構図となりました。古馬勢もトップ級はジャパンCや香港に矛先を向けたため、G1馬は一昨年の秋華賞馬スタニングローズのみ。レガレイラに古馬の意地を見せられる馬がいるのかが焦点となる一戦です。

秋の福島名物のハンデ戦、福島記念とあわせて期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。

「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/11/10（日）　京都11R　エリザベス女王杯（G1）　芝2200m

1	ホールネス	坂井瑠星	C
2	ライラック	石川裕紀人	C
3	ルージュリナージュ	池添謙一	B’
4	コンクシェル	岩田望来	B
5	モリアーナ	岩田康誠	C
6	ピースオブザライフ	団野大成	B
7	レガレイラ	ルメール	B
8	シンリョクカ	木幡初也	A’
9	キミノナハマリア	鮫島克駿	B
10	エリカヴィータ	藤岡佑介	B’
11	スタニングローズ	Cデムーロ	A
12	シンティレーション	マーカンド	B’
13	サリエラ	ムーア	B
14	ハーパー	武豊	C
15	ゴールドエクリプス	田口貫太	C
16	ラヴェル	川田将雅	B
17	コスタボニータ	松山弘平	A

スタニングローズとコスタボニータの2頭がA評価となりました。

スタニングローズは一昨年の秋華賞後は馬券圏内がなくここでも目立たない存在となっていますが、道悪のエリザベス女王杯以外は大崩れなく、近走も着順から受けるイメージほどは負けていません。マイル近辺では切れ負けするため、2000～2200あたりがベストの舞台でしょう。牝馬同士では久々に適鞍といえるこのレース、鞍上にCデムーロ騎手を配し、実績的にもここは巻き返しの期待十分の舞台です。

コスタボニータは堅実さが売りでG2～G3級では常時好勝負圏内の馬です。前走は珍しく崩れましたが上がりの競馬での切れ負けと敗因は明確です。京都2200ならそうした競馬にはならず、前々の競馬から好勝負に持ち込める可能性はありそうです。

A’には新潟記念の覇者シンリョクカが挙がりました。人気のレガレイラはBと平均的な評価。人気上位で評価が伸びなかったのはホールネス、モリアーナ、ハーパーです。

2024/11/10（日）　福島11R　福島記念（G3）　芝2000m

1	フェアエールング	丹内祐次	A
2	エンパイアウエスト	津村明秀	B
3	ドクタードリトル	幸英明	A’
4	フライライクバード	西村淳也	A’
5	クリノプレミアム	松岡正海	A’
6	アラタ	大野拓弥	B
7	タガノパッション	吉田隼人	B’
8	ベラジオソノダラブ	国分優作	C
9	ギャラクシーナイト	菊沢一樹	B
10	ウインシュクラン	丸山元気	B
11	ダンディズム	三浦皇成	B’
12	アスクワイルドモア	小崎綾也	C
13	ショウナンマグマ	柴田善臣	C
14	サトノエルドール	ドイル	C
15	シーズンリッチ	亀田温心	C
16	シリウスコルト	高杉吏麒	A’

A評価となったのはフェアエールングです。

ここまで1回だけある2着を除き、勝つか6着以下かの極端な戦績ですが、勝ち星が札幌、福島の中距離に偏っており、いかにもこの舞台を狙いすましてきたといった印象を受けます。今年に入っての馬体重の増加、また前走は上がり34秒前半を駆使しておりここへきての成長力を感じます。いきなり牡馬オープン級に入っても通じる存在かもしれません。

A’で続くのがドクタードリトル、フライライクバード、クリノプレミアム、シリウスコルトの4頭。上位人気で評価の低い馬はおらず、ハンデ戦にしては人気馬の信頼度は悪くないレースと言えそうです。

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