【重賞期待値ランク】　9/22（日）神戸新聞杯、オールカマー

秋競馬も早くも3週目に突入。G1が間近に迫る中、楽しみなトライアルが真っ盛りの時期です。明日は菊花賞の前哨戦となる神戸新聞杯と、天皇賞やジャパンCの前哨戦となるオールカマーが行われます。

神戸新聞杯は、幾多の名馬が秋の始動戦として選んできたご存知菊花賞の最有力トライアル。今年はクラシック上位組の参戦はなく、春の重賞実績組VS夏の上がり馬の構図です。それぞれの夏の充実ぶりをしっかりと見定めたい一戦です。

オールカマーはこの後の天皇賞秋やエリザベス女王杯、ジャパンCの前哨戦、また夏のローカル組の転戦もあるなど、様々な路線のメンバーが集うレースです。今年はエプソムCで復活を果たしたレーベンスティールと古豪ステラヴェローチェがV争いの軸となりそうです。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。

「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/9/22（日）　中京11R　神戸新聞杯（G2）　芝2200m

1	ジューンテイク	藤岡佑介	B
2	バッデレイト	岩田望来	B’
3	ゴージョニーゴー	横山和生	B’
4	~~サブマリーナ~~	武豊	取消
5	オールセインツ	坂井瑠星	A’
6	メリオーレム	川田将雅	A’
7	ヴィレム	松山弘平	B’
8	ヤマニンステラータ	Mデムーロ	B’
9	トラストボス	富田暁	B’
10	ミスタージーティー	北村友一	B’
11	ショウナンラプンタ	鮫島克駿	B
12	ウエストナウ	西村淳也	B
13	インテグレイト	荻野極	B’
14	ビザンチンドリーム	幸英明	B’
15	メイショウタバル	浜中俊	B

A評価はおらず、A’評価がオールセインツ、メリオーレムの2頭です。

この中で最も評価値が高かったのはオールセインツで、Aに近い値でした。デビュー2戦目の京都新聞杯では、スタートからリズム悪く流れに乗れずに大敗しましたが、その後の2戦では鋭い瞬発力を見せています。キャリアを積んだ今なら春の重賞実績組とも互角に戦えそうです。

メリオーレムの評価値はBに近い値でした。全馬の評価を見渡すと、BやB’の馬が多いですがC評価はいませんでした。価値の上下差の少ない、馬券的には買いにくそうな一戦です。

2024/9/22（日）　中山11R　オールカマー（G2）　芝2200m

1	サリエラ	戸崎圭太	A’
2	ラーグルフ	三浦皇成	B
3	アウスヴァール	田辺裕信	A
4	レーベンスティール	ルメール	A’
5	ステラヴェローチェ	横山典弘	B’
6	アルビージャ	嶋田純次	C
7	ヤマニンサンパ	シュタルケ	B
8	ニシノレヴナント	大野拓弥	C
9	キラーアビリティ	団野大成	B
10	フェーングロッテン	佐々木大輔	B’
11	サヴォーナ	横山武史	A’
12	ロバートソンキー	伊藤工真	C
13	ナイママ	丹内祐次	B
14	リカンカブール	津村明秀	B
15	ミクソロジー	菅原明良	B’

A評価となったのはアウスヴァールです。

逃げて後続になし崩しに脚を使わせるのがこの馬の好走パターンで、函館記念では人気薄ながら3着に好走と、重賞でもやれるところを示しました。近走で逃げている馬はこの馬のみですが、フェーングロッテンがどう出てくるかは気になります。ただ、この馬は上がりの脚がないので、変に貯めるよりは2頭で離す展開にでもなったほうが却っていいかもしれません。

A’で続くのはサリエラ、レーベンスティール、サヴォーナの実績馬3頭。人気どころでC評価はおらず、大きな波乱は考えにくそうです。

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