【重賞期待値ランク】　8/25（日）キーンランドC、新潟2歳S

夏のローカル開催も早くも残り2週となりました。明日は短距離G3のキーンランドCと、2歳重賞の新潟2歳Sが行われます。

キーンランドCには函館スプリントSを制しているサトノレーヴが参戦します。父ロードカナロア、母の父サクラバクシンオーというまさに生粋のスプリンター血統。その血に違わず、ここまで1200mではほとんどパーフェクトな戦歴を残しています。サマーシリーズを制してその勢いでG1へと上り詰めるのか、それとも悲願のG1制覇へ好ステップを切りたいナムラクレアが立ちはだかるのか、路線の行方を占う大事な一戦です。

新潟2歳Sは昨年勝ったアスコリピチェーノが阪神JFも制して最優秀2歳牝馬に選ばれました。3年前のセリフォスなど、近年はクラシックやマイルのトップ戦線に直結しており、近年注目度の増しているレースと言えます。レース内容から目が離せない一戦です。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。

「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/8/25（日）　札幌11R　キーンランドC（G3）　芝1200m

1	オオバンブルマイ	武豊	B
2	ナムラクレア	浜中俊	A’
3	プルパレイ	佐々木大輔	C
4	モリノドリーム	ルメール	B
5	シナモンスティック	丹内祐次	B
6	エイシンスポッター	モレイラ	A
7	マテンロウオリオン	横山典弘	C
8	ゾンニッヒ	川田将雅	C
9	エトヴプレ	藤岡佑介	B’
10	サトノレーヴ	レーン	B
11	シュバルツカイザー	大野拓弥	C
12	ビッグシーザー	坂井瑠星	A’
13	ジュビリーヘッド	ホー	B’
14	ダノンマッキンリー	戸崎圭太	B’
15	オタルエバー	松山弘平	B
16	セッション	ティータン	A

A評価はエイシンスポッター、セッションの2頭です。

エイシンスポッターは短距離戦での鋭い末脚を武器に台頭してきた馬で、ここまでの馬券圏内は1戦を除きすべて1200ｍという、完全な短距離の追い込みスペシャリストです。展開には左右されますが、最速32秒前半の末脚には常時警戒を怠ることができません。

セッションはマイルG3で2度の2着がありますが、前走の函館スプリントSは最後方から上がり最速で追い込むというこれまでとは違う競馬。試走的な走りでしたがスプリントでもやれることは示した形で、今回は勝負に持ち込める騎乗をしてくるでしょう。外人騎手を配し、一発を狙います。

続くA’は古豪ナムラクレア、ビッグシーザーの2頭。サマースプリントシリーズ制覇を狙うサトノレーヴは平均的なB評価でした。評価が伸びなかった人気馬はゾンニッヒです。

2024/8/25（日）　新潟11R　新潟2歳S（G3）　芝1600m

1	ジョリーレーヌ	石川裕紀人	B
2	スリールミニョン	永島まなみ	B
3	スターウェーブ	三浦皇成	B
4	シンフォーエバー	岩田康誠	C
5	モジャーリオ	斎藤新	B’
6	コートアリシアン	菅原明良	B’
7	ケイテンアイジン	丸山元気	C
8	マジカルフェアリー	和田竜二	A’
9	トータルクラリティ	北村友一	A
10	プロクレイア	津村明秀	B
11	キタノクニカラ	杉原誠人	C

A評価となったのはトータルクラリティです。

近親に昨年の凱旋門賞で4着となったスルーセブンシーズがおり、父も凱旋門賞馬バゴというヨーロッパの本格派を思わせる血統。初戦は上がり33秒台の出走馬最速を駆使しての勝利で、その血統の割に仕上がりの早さも示しており、ここで好勝負するだとクラシックへの期待が高鳴ってきます。ここでのレース内容に要注目です。

A’で続くのがマジカルフェアリー。上位人気の一角となっている外国産馬シンフォーエバーがC評価となっています。

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