【重賞期待値ランク】　8/4（日）エルムS、レパードS

暑熱対策による2場開催の2週目。今週は札幌で古馬によるエルムS、新潟では3歳馬によるレパードSのダート2重賞が行われます。

エルムSは秋のG1、JpnI戦線を見据えた重要な一戦です。ここは芝G1馬のドゥラエレーデがダートでも実績上位で中心となりそうですが、ミトノオー、ナチュラルハイ、ユティタムといった同じ4歳勢がどこまで通じるのか、ダート路線のトップクラスへの挑戦権を賭けた重要な一戦となりそうです。

レパードSは今年から再整備された3歳ダートグレード路線において、秋のジャパンダートクラシックへつながる重要な一戦と位置づけられました。先に目標が出来たことで、これまでとはメンバー構成やレースの傾向も変わる可能性があります。ラストの3冠目を目指す熱い戦いに注目が集まります。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。

「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間（同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間（同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満）

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/8/4（日）　札幌11R　エルムS（G3）　ダ1700m

1	フルム	水口優也	B’
2	ユティタム	佐々木大輔	C
3	ヴィクティファルス	池添謙一	B’
4	ナチュラルハイ	永野猛蔵	B
5	ホウオウアマゾン	菱田裕二	A’
6	サヴァ	岩田康誠	B
7	ミトノオー	松山弘平	B’
8	シルトプレ	石川倭	B’
9	ペイシャエス	横山和生	A’
10	ドゥラエレーデ	武豊	B
11	タガノクリステル	古川吉洋	C
12	テーオードレフォン	丸山元気	A’
13	ベルダーイメル	富田暁	C
14	プロミストウォリア	西村淳也	A

A評価となったのは昨年の帝王賞以来1年1ヶ月ぶりのプロミストウォリアです。

昨年は5連勝で東海S、アンタレスSを制し、その勢いで挑んだ帝王賞は5着ながら一線級でも十分戦える能力を示しました。脚の怪我で1年1ヶ月ぶりですが、同じような休み明けでも好走実績はあり、仕上がり次第ですがさほど苦にはしなさそうです。7歳ながらまだ9戦とまだまだ上積みの見込めるキャリアで、再度のG1挑戦へ向けて好発進と行きたいところです。

A’で続くのがホウオウアマゾン、ペイシャエス、テーオードレフォンの3頭。実績No.1のドゥラエレーデはB評価と標準的、ミトノオーはB’と多少信頼度は低いかもしれません。人気上位ではユティタムの評価が伸びませんでした。

2024/8/4（日）　新潟7R　レパードS（G3）　ダ1800m

1	ミッキーファイト	戸崎圭太	B’
2	ハーバーライト	小沢大仁	A’
3	ノットイナフ	幸英明	C
4	ジーサイクロン	Mデムーロ	A
5	ピュアキアン	吉田豊	B
6	ハビレ	三浦皇成	B
7	バロンドール	横山典弘	B’
8	ソニックスター	川田将雅	B’
9	ミッキークレスト	坂井瑠星	B
10	メイショウフウドウ	西塚洸二	B
11	ブルーサン	石橋脩	B
12	サンライズソレイユ	ルメール	A
13	ロジアデレード	内田博幸	C
14	サトノフェニックス	和田竜二	B’
15	アラレタバシル	野中悠太郎	B’

A評価となったのはジーサイクロン、サンライズソレイユの2頭です。

ジーサイクロンはデビュー2戦は平凡ながら3戦目で初勝利を挙げ、そこから3連勝を果たしての参戦です。父サンダースノーは芝ダートでG1を制した強豪でしたが、産駒はダートに勝ち星が集中しており、パワー型の種牡馬と見て良さそうです。3連勝ともに上がり36秒台と末脚の確かさが魅力で、その持ち味の末脚のパワーを存分に発揮したいところです。

サンライズソレイユは2勝目を挙げたばかりですがユニコーンSで4着に入っており、重賞戦線で活躍できる能力は証明しています。3歳のキズナ産駒は皐月賞を制するなどクラシック戦線で大活躍でしたが、このダート路線でも存在感を示すことができるでしょうか。

続くA’となったのはハーバーライト。人気どころではミッキーファイト、ソニックスターがB’とやや評価が伸び悩んだのが気がかりです。

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