【重賞期待値ランク】　4/6（土）阪神牝馬S、ニュージーランドT

今週は日曜日の桜花賞も含め3重賞すべてがマイル戦。明日は東西でマイルのG2が行われます。

阪神牝馬Sは11頭立てという少頭数となりましたが、G1でも善戦しているクラスの馬が複数参戦し、少数精鋭の激戦模様です。その中でも注目は昨秋ブレイディヴェーグやリバティアイランドらと互角の走りを見せたマスクトディーヴァの巻き返しなるかです。

中山ではNHKマイルCの前哨戦、ニュージーランドTが行われます。ジュニアC好時計勝ちのキャプテンシーに、桜花賞除外でこちらに回ったボンドガール、ルージュスエルテら、今年は例年以上の好メンバーが揃った感があります。

それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。

ランク付けは下記の通りです。
「A」　買える馬　　（期待回収率90％超）
「A’」　AとBの中間 （同　約85％）
「B」　平均的な馬　（同　約80％）
「B’」　BとCの中間 （同　約75％）
「C」　危険な馬　　（同　70％未満） 

期待回収率が高い　　A　→　A’　→　B　→　B’　→　C　期待回収率が低い

2023年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。

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2024/4/6（土）　阪神11R　阪神牝馬S（G2）　芝1600m

A評価となったのはゴールドエクリプス、モズゴールドバレルの2頭です。

ゴールドエクリプスはここ2戦こそ不振ですが、G1と牡馬相手であり、牝馬同士に戻るここで一変する可能性は秘めています。昨夏は重賞で4、3着と歯車さえかみ合えば通用する能力は示しており、人気はありませんがマークしておきたい存在です。

モズゴールドバレルは3勝クラスを勝って臨んだ京都牝馬Sで8着、一見重賞の壁に当たったように見えますが、差し馬が上位を占めた展開の中で、先行勢ではまだ粘っていた方という見方もできます。今回は差し馬が多く展開利が見込めますので、積極策から持ち味発揮といきたいところです。

続く評価のA’はおらず、人気中心のマスクトディーヴァ、ドゥアイズがBで続きます。人気どころで評価が低かったのはライラックです。

2024/4/6（土）　中山11R　ニュージーランドT（G2）　芝1600m

A評価となったのはカズミクラーシュ、エンヤラヴフェイス、スパークリシャールの3頭です。

カズミクラーシュはデビューから1800mばかり使われて4戦目での勝ち上がり。馬場が異なるとはいえ、デビューから1戦ごとに1秒ほどずつ時計を詰めており、父の産駒らしい成長力を感じます。中山マイルというトリッキーなコースの内枠でどう乗るかが鍵となりそうです。

エンヤラヴフェイスはデイリー杯2歳Sで2着の後、掲示板に乗れないレースが続いていますが、前走ファルコンSが末を活かす展開で新味を見せた一戦でした。差す競馬で展開が向けば一発というシーンがあるかもしれません。

スパークリシャールはブレイク中の新種牡馬スワーヴリチャードで、ここまで5戦してすべて3着以内の安定感が持ち味です。外枠を引いたことで展開が微妙ですが、控える競馬ができないとは思えず、むしろ新たな一面を見せてくれる可能性もありそうです。

こちらのレースもA’はおらず、人気どころではエコロブルームやキャプテンシーがB評価。桜花賞除外組のボンドガール、ルージュスエルテの2頭がともにC評価となっています。

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