今週末は3日間開催ながら、あいにく台風接近の中での競馬開催となります。
そこで、道悪での馬券の狙い方のヒントとして、重・不良馬場となった際の枠番ごとの成績を良馬場と比較し、傾向に違いがあるかを考察してみます。
今日は芝のデータです。
対象期間 2013年1月~2017年9月10日まで
該当レース 芝コースのレース(新馬戦、直線を除く)
※ 出走馬のうち単勝30倍以下の馬で算出
【良馬場】
枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回率 複回率
1枠 577- 556- 513-3204/4850 11.9% 33.9% 84 83
2枠 688- 595- 560-3276/5119 13.4% 36.0% 89 87
3枠 610- 626- 526-3520/5282 11.5% 33.4% 75 81
4枠 640- 605- 591-3595/5431 11.8% 33.8% 85 82
5枠 657- 610- 564-3825/5656 11.6% 32.4% 77 78
6枠 668- 656- 655-3912/5891 11.3% 33.6% 76 80
7枠 715- 690- 667-4346/6418 11.1% 32.3% 78 78
8枠 753- 691- 667-4500/6611 11.4% 31.9% 79 77
【重・不良馬場】
枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回率 複回率
1枠 47- 44- 41-233/365 12.9% 36.2% 99 99
2枠 55- 27- 34-249/365 15.1% 31.8% 113 78
3枠 42- 36- 38-255/371 11.3% 31.3% 85 78
4枠 41- 46- 37-263/387 10.6% 32.0% 85 78
5枠 43- 42- 49-274/408 10.5% 32.8% 88 87
6枠 37- 42- 28-296/403 9.2% 26.6% 55 59
7枠 48- 51- 39-320/458 10.5% 30.1% 85 79
8枠 35- 48- 52-320/455 7.7% 29.7% 43 72
(単回率は「単勝回収率」、複回率は「複勝回収率」)
芝では良馬場の場合でも元々、内枠のほうが成績および回収率は若干良好ですが、重馬場・不良馬場ではその傾向がより顕著になっています。つまり、芝の元々の内枠有利の傾向が道悪になることによって更に拡大することになるようです。
道中で外を回る際の馬のスタミナロスが道悪のほうがより大きくなるのか、はたまた馬場の内外の構造の違いに起因するものなのか、要因は様々考えられそうです。
芝の道悪で、内枠と外枠で迷うようなら内の馬、と覚えておけば多少なりとも的中率、回収率アップに貢献できることでしょう。