明日は3歳、古馬路線の重要ステップレースが東西で行われます。
京都記念は、過去の勝ち馬に多数のG1馬が名を連ねる伝統の一戦。昨年制したクロノジェネシスはその後宝塚記念、有馬記念とグランプリ2冠に輝いたのはご存知の通りです。今年もG1馬2頭などまずまずのメンバーが揃いました。
共同通信杯は3歳戦屈指の出世レースで、近年の勝ち馬にスワーヴリチャード、ディーマジェスティ、リアルスティールなどG1馬が多数。勝ち馬以外にもドゥラメンテやアドマイヤマーズ、ディープブリランテらがおり、今年のメンバーにも後の大物がいる可能性は十分です。
それでは両レースの期待回収率の解析結果を見ていきます。
ランク付けは下記の通りです。
「A」 買える馬 (期待回収率90%超)
「A’」 AとBの中間 (同 約85%)
「B」 平均的な馬 (同 約80%)
「B’」 BとCの中間 (同 約75%)
「C」 危険な馬 (同 70%未満)
期待回収率が高い A → A’ → B → B’ → C 期待回収率が低い
2020年の参考実績はこちらの記事をご覧ください。
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2021/2/14(日) 阪神11R 京都記念(G2) 芝2200m
1 | ハッピーグリン | 北村友一 | B |
---|---|---|---|
2 | ステイフーリッシュ | 和田竜二 | B |
3 | ベストアプローチ | 酒井学 | C |
4 | ラヴズオンリーユー | 川田将雅 | B |
5 | ダンスディライト | 岩田望来 | B’ |
6 | レイエンダ | 団野大成 | C |
7 | ワグネリアン | 武豊 | B |
8 | モズベッロ | 三浦皇成 | B |
9 | ダンビュライト | 松若風馬 | B |
10 | ジナンボー | 岩田康誠 | A’ |
11 | サトノルークス | 幸英明 | B |
A評価はおらずA’もジナンボー1頭という、横並びのような評価となりました。
ジナンボーは時々ゲートを遅く出るため成績が安定しませんが、先行できればG3クラスでは大崩れはほとんどありません。少頭数の外枠からスムーズに先行できれば残り目もありそうです。
かなりの人気薄以外はほとんどがB評価となっており、配当的妙味を期待できるレースではなさそうです。
2021/2/14(日) 東京11R 共同通信杯(G3) 芝1800m
1 | ディオスバリエンテ | 石橋脩 | B |
---|---|---|---|
2 | キングストンボーイ | ルメール | A’ |
3 | ステラヴェローチェ | 横山典弘 | B |
4 | プラチナトレジャー | 田辺裕信 | B |
5 | ディープリッチ | 北村宏司 | C |
6 | タイソウ | 丸山元気 | B |
7 | エフフォーリア | 横山武史 | A’ |
8 | レフトゥバーズ | 戸崎圭太 | C |
9 | ヴィクティファルス | 松山弘平 | B |
10 | ハートオブアシティ | 大野拓弥 | C |
11 | シャフリヤール | 福永祐一 | B |
12 | カイザーノヴァ | 坂井瑠星 | A’ |
こちらもA評価はおらず、A’がキングストンボーイ、エフフォーリア、カイザーノヴァの3頭です。
キングストンボーイは不良馬場のサウジアラビアロイヤルCで崩れたのみで、良馬場の2戦は上がり最速で差し切っての勝利と、良では底を見せていません。兄エポカドーロは皐月賞馬で、同じ舞台に立つためにはここでの好走が必要になります。
エフフォーリアは2000mを2戦2勝。エピファネイア×ハーツクライという中長距離が向きそうな血統ですが、広々したコースの府中なら距離短縮もあまり問題にはならなそうです。ここで力を示せればクラシック本番も見えて来そうです。
カイザーノヴァは1200mでのデビュー勝ちですが、前走朝日杯で上がり最速の脚を使っており、もう少し距離が伸びても良さそうです。モーリス産駒は徐々に力をつける馬が多い印象で、成長力に期待したいところです。
他の人気馬はB評価が多く、馬券は絞りにくい一戦です。人気馬で唯一評価が低いのはレフトゥバーズです。
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